独語83 悪辣イスラエル

パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルは、今や悪行の限りを尽くしていると言わざるを得ない。パレスチナの人々4万人以上が殺害され、ジェノサイドの態様を示し、病院や住宅、インフラも破壊尽くそうとしておりドミサイド(大量住宅破壊)状態である。

ハマスが仕掛けた争いに、イスラエルが呼応したものであるが、当初は人質解放を目指していたと思ったが、今や徹底的にジェノサイド、ドミサイドに重きを置いていると言える。イスラエルの攻撃ばかりが目につきハマスの反撃は全く見えない。つまり、イスラエルの一方的な攻撃で、子供を含む一般市民が殺害された場合でも、そこにハマスがいたからだと攻撃を正当化するが、その証拠を示すことはない。ハマスの殺害は極めてまれでしかないのではと思われる。一方のイスラエルの被害は、全くないのか報道されない。ヒズボラによるイスラエルへの攻撃が報道されたが、イスラエルにダメージがあったとの報道はない。ハマスによるイスラエルへの侵攻はなく、イスラエルの圧倒的な軍事力を駆使し、無抵抗な地域や建物に攻撃して一般市民を殺害している。これでは、人質が解放されるとは到底思われず、パレスチナの人々の諦めの心境からイスラエルへの怒りを未来永劫呼び覚ますことになるであろう。ネタニヤフの馬鹿は、ハマス殲滅を目指すとし、ただひたすらガザ地区への侵攻を継続している。
アメリカやG7の欧米諸国は、イスラエルの暴挙を擁護するばかりで、パレスチナの人々の悲惨な状況に目をつぶり対応しようとしない。この度提案された和平案は、イスラエル寄りで、侵攻を止めさせるものではないので、ハマスは受け入れないであろう。と言うことは、パレスチナが破壊尽くされ焼土化し居住困難になるまで、イスラエルの攻撃が今後も途切れることなく、ガザ地区のパレスチナ人がいなくなるまで続くのだろうか? ネタニヤフが死ぬまでか?
悪行の限りを尽くすイスラエルとそれを支援するアメリカに怒っているが、日本政府の対応にも憤りを感じている。平和を自認する我が国なのに全く何もしないでアメリカの思惑を追認・忖度しているのか、ただの傍観者に成り下がっている。なんとも情けなく恥ずかしい。さらに、IOCにも怒っている。平和の祭典であるはずの、フランス・パリでのオリンピックにイスラエルを参加させたから。