コンパニオン・アニマルとの交流が、人の健康と福祉に良い影響を及ぼすことは、科学的及び医学的に証明されております。また、人は生まれながらに他の生き物や草木など自然に親しみを覚えることも、生物学的及び心理学的に証明されています。
この様な観点から、IAHAIOは、2007年19月に東京で開催された大会で、以下の決議及び指針を採択しました。
「人が動物の存在から恩恵を受けることは、普遍的かつ自然な基本的な権利がある」
この権利を享受するため、様々な分野の法律や規則の取り決めが必要となります。そのため、IAHAIOは、すべての国家、国際機関、地方行政機関に以下のことを要請します。
1.動物との直接的な接触を望まない人の権利を尊重したうえで、適切に飼育されているコンパニオン。アニマルの同居を認める住宅規則を制定すること。
2.動物介在療法(AAT)や動物介在活動(AAA)のために、特別に選ばれて訓練され健康で清潔な動物が、医療施設に入れる(訪問できる)ように推進すること。
3.動物介在療法(AAT)、動物介在活動(AAA)、動物介在教育(AAE)を実施するために適切に訓練された人と動物を認めること。
4.動物の存在によって恩恵を受けるあらゆる年齢層のケアセンターや入居施設において、コンパニオン・アニマルの存在を認めること。
5.IAHAIOリオ宣言(動物介在教育ガイドライン)に基づき、学校教育のカリキュラムにコンパニオン。アニマルを介在させることを推進すること。